西日本12日目 水俣〜金峰木花館

今日は

道の駅で起床。

睡眠の質は最悪だった。。

理由は

蚊。

ちゃんとチャック閉めてたつもりだったんだけど、ちょっとの隙間を縫って入って来たらしい。

2時ごろ耳元で

んーーーー

っていうあの音で起きて、

ライトをつけて見たら

テントの天井が蚊だらけ。

全部とって数えたら15匹もいやがった。

一周回って笑ったわ。

血をどんだけ求めてんだよ。

貧血なんだからやめてよ。

まだまだ野宿で熟睡には程遠い。。

今夜こそリベンジ！

で、

色々考えたんだけど、

昨日の彼との出会いによって、

1日に行ける距離の精神的上限がぐーーんと

上がったので、ちょっとの距離じゃもったいない気がしてしまい、

鹿児島市に行くつもりだったんだけど、

通り過ぎて知覧の近くまで行くことにした。

九州西海岸から見る海はこれが初めて。

お腹すいたので、途中の道の駅でよもぎ団子食べた。

おいしい。

にしてもだいぶヒゲが生えてきた。

何もいじらなかったらどうなるかの実験なので見た目どうこうあるけど貫ぬく。

昼はなんとなく気になったラーメン屋へ。

川内（せんだい）駅の目の前にある石走ラーメンってとこ。

なぜか漬物が単体で出てきた。

九州のラーメン屋はそういうもんなのかね？

ネギの香りとダシがうまく噛み合ってて

めっちゃうまかったです。

西海岸を漕ぎ進めて行くと

リゾート感あふるる海岸に出た。

江口海岸だったかな

ウィンドサーファーがたくさんいて、

ビーチの感じもめっちゃ素敵だった。

この景色がずーーーっと向こうまで続いてる。

南の国来たなって感じやったね。

その後は道がちょっと内側に入って、

海の見えない海岸線を1人ずーっと漕ぎ続けた。

こいでる最中はやっぱりいろんなこと考える。

今日思ったことは、

仲間とメンターがほしいってこと。

もちろんこれまでにたくさんいろんな人と出会ったし、仲間だって思える人もいる。

でも

もっともっと濃くて一緒に生き方を考えて、成長していけるような仲間がほしい。

なんなら一緒に生活するくらいの勢いで。

自分のことも相手のこともよくわかりあって、

話し合って考え合って、一緒に未来を語り合うような環境に身を置きたいと思った。

もう自分で考えられる分は結構お腹いっぱいになって来たみたい。

昨日みたいに、

人と出会うと一気に考え方が変わったり、

一緒にいると頑張れたり

限界と思ってたとこを悠々と超えられたりするようになる。

ちょっとの刺激でいろんなこと感じられるようになってる。

そんな風にたくさんのものを受け取れると同時に、自分も何か人に施したいって気持ちになった。

分かち合ったり助けたり与えたりすることで得られる喜びや心入ってくるエネルギーみたいなものは相手がいて初めて成り立つんだってすごく感じた。

自分がどんな形で人に貢献できるのか、

どんなことなら喜ばせられるのか試してみたい。

1人で旅するのもすごくいい経験だけど、

人と出会うのは時としてすごく難しい。

1日誰とも話さない日だってある。

ゲストハウスみたいなとこ泊まれれば

出会いがあるけど、毎日泊まるわけじゃないからね。

出会ったとしてもただの友達で終わっちゃったりね。

せっかく九州にいるからと思って

この地でしか食べれなそうなもの食べてみたりしてる。

もちろん美味しいし、

ちゃんと味は記憶してるけど

まえ「シェアハピ」の記事で書いたように

何か物足りない気持ちになる。

だからやっぱり

俺は観光がしたいわけじゃない。

目に新しいし、

刺激的だけど、

そんなことより

今は似た価値観をもつ人のある環境にいたい。

自分の先を行く人からいろんなものを吸収したい。

そのためには

旅じゃ足りない。

1人じゃ足りない。

相手が必要なんだってわかった。

旅人と会うのも楽しいけど

もう一歩先のこと考えてる人といたい。

「あり方」とか「BE」ってことばをよく聞くけど、そういうこと突き詰めていってる人といたい。

それを求めたくなるようになったし

それがほしいんだってことに気づけた。

それは1人で旅したからこそ。

いろんなこと考えてるからこその結果。

まだ今後のことなんも考えられてないけど、

一つ一つ階段は登れてるんだと思う。

そう信じて、残りの日々をじっくり味わっていたいと思う。

明日はいよいよ知覧特攻平和会館へ。

死について考えることは生きることをすごく輝かせることだと最近わかって来た。

自分と同じくらいの年齢の人たちがどんな気持ちで飛び立っていったのか、それを知って自分がどんな気持ちになるのか楽しみであり不安である。

続く。