シャワー改めジョウロ 東南アジア8日目 タオ島
まだ日の登るだいぶ前に船への乗り継ぎの場所ポンチューンってとこについた。船に乗るまでにはまだまだあと2時間以上あった。1時間ほどだったころ、それまで真っ暗だった場所に美しい海が現れた。リゾートで休暇を楽しむんであろう西洋人の子どもたちが、くるぶし、ひざ下、腰と、次々に海に吸い込まれていって、結局最後にはみんな頭まで入ってた笑
跳ねて遊んでいる姿はとっても楽しそうで思わず写真を撮ってしまった。
桟橋を渡って
船に乗り込む
日差しが強い分、風を切る感覚が気持ちよかった。
1時間45分くらいで目的のタオ島に到着。
港からはダイブショップがお迎えに来てくれた。ただのトラックに、ただ乗っている。
こっちの人はみんな堂々と乗りこなしている。
ダイビングショップの拠点からは綺麗な海が見えた。
昼に買ったフライドチキンonライス。
そう。なんも間違ってない。
フライドチキンonライス
ただただフライドチキンonライス。
そのほかには何もない。
なんだよ、ちょいさみしいなぁ。。。
いや、、、
いや、むしろこっちの方が正しい。
たしかにつけあわせはメニュー名にはのらない。
“煮込みハンバーグ”って注文する時に、横にのってる甘い人参とかイモとかブロッコリーのことを誰も頼んでない。本当なら煮込みハンバーグwithめちゃうま人参ポテトブロッコリーって書いてある方がたしかだ。
でも往々にしてそれらの名前はメニューの名前にはのってこない。でもついているのが当たり前で、これまで生きてきていたんだ。
そいつらに敬意を払わずとも当然のようにそれらを口にしていたことがむしろ恥ずかしいことだったと気付かされた。
つけあわせのあいつらってすげー大切だ。メインを引き立たせるためにめっちゃいい活躍してやがったんだ。
just フライドチキンonライスを食べたことで気づかされた。いままでも、そしてこれからもありがとうつけあわせ。
午後はまず学科の講習を受けた。ダイビングするのに必要な知識を得た。結局日本人はおれ1人しかいなかった笑
もう仕方ないから、海外とかそうじゃないとかどうでもいいから真剣にダイビングに向き合って、全力で味わい楽しみながら過ごしてやろうと思った。
夜はみんなで近くのお店でご飯を食べた。
コンビニで一つだけ安めの便があったから、隣にいる現地の人にちゃんと確認してからビールとして買った。
そしたら、ゆーてみれば、米使ってワインぽくしてみたけど味微妙だったからクスリっぽい何かで味を整えてみたけど結局思いっきり失敗しちゃいました。でも売ります。
みたいなやつだった。
日本酒とワインの中間地点みたいなやつ。
バカお口に合わなかったけど、ちゃんと飲み干した。
その日は夜行バスで風呂に入れてないからシャワー浴びるのが楽しみだった。家に帰ってるんるんでシャワーの蛇口をひねった。
冷たい。
でもひねるとこ一個しかない。
マックスにしてみる。
ジョウロに、多分負けた。笑
浴びるって言葉は使えないやつだった。
なんだろう
滴らせる(したたらせる)。くらい。笑
他にもエアコンないし
トイレットペーパーないし
ドライヤーないし
冷蔵庫ないし
めちゃアリとイモリいるし
and so on
いくらでも足りないところある。
こんな時
家だったらなー。
日本だったらなー。って思う。
でも
そんなこと嘆いていても何も変わらない笑
ちょっと焦点を変えてみる。
いや、まてよと。
シャワーあるやん。
水出るやん。
トイレあるやん。
扇風機あるやん。
水あるやん。
鍵あるやん。
部屋あるやん。
与えられまくってるやん!
て笑
ちょっと無理あるようにも思えるかもだけど、不満を考えてた時と比べて心の状態は大きくシフトした。
野宿でそれすらなかった状況とも相まって、今置かれてる状況に幸せを感じられるようになってきた。同時に日本にある生活や家や文化の輪郭がはっきりとして、よりありがたみが増した。
海外行かずに日本だけ見ててもそれは日本の50%分しか見えてないって、誰かが言ってたけど、多分身近なことで言えばこういうことなんだろうなと思った。
外に出ることで内を知れる。
今日も楽しかった。
続く