ばみログ(ヤマダの日記)

小学校で3年間教師を務めるなかで、自分の価値観を広げたいという思いにかられて旅に出る。日本自転車旅、東南アジアバックパッカーなどなどしながら思ったことをつらつら書いてます。2018年10月24日より博多で社会復帰しました!笑

先生だったけど子どもの前に出るのがこわかった 東南アジア24日目 プノンペン

毎週金曜日はお楽しみデイらしく、一日中映画を見たり、歌を歌ったりしながら過ごしたひろしまハウスでした。

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(別にみんながお面かぶっておかし食べながらってわけじゃないよ笑)

 

 

そんな日があってもいいよね!

例えば家族でも毎月この日はゆるゆるに生きようみたいな笑 親は強くてしっかりしてなきゃいけない自分をやめて、子どもも必要最低限しかやらずにやりたいことやっちゃう!みたいな。そんな家族経営も楽しそうよなーって思った。

 

なんだろうどんどんゆるーくなってる。

東南アジアのゆるさを肌で感じはじめたかな笑

 

先生の頃とはまるで別の生活してるから極端だけど反対側を知れたことは大きい。その間で自分にとって心地いいところを探せる。これまで許せなかったものも許せるようになってきた。

 

昨日までの宿には一日中ベッドから離れないインド人が隣のベッドにいた。いつ行っても絶対いる。そして寝ている。逆にすごいよ。悟ってるんじゃないかとすら思ったよ。

 

最初にその人を見たときに自分の心の中に否定的な感情が湧いた。

 

この人何にもしないで、何のために生きてんだ

こいつよりはいい人生送ってんな俺。

お腹も出ちまって。。。

 

みたいな。

でも別に彼はただ寝ていただけだ。

なのに勝手に彼に対していろんなこと決めつけて、その彼を蔑む自分がいた。

 

それに気づいたときにすごく自分が嫌になった。全然関係ないその人に勝手に嫌悪感を抱いてその人を否定してるのがなんか嫌だった。

 

でもその人に嫌と思う自分がいるのはただ明らかな事実だった。たぶん単純にもったいないなーって思った。もっといろんなものがあるのに、歩いたら楽しいのに、人と関わったらいいのにって。

 

でもそれは自分の尺度でしかなかった。俺は動くのが好きだし、それが自分を成長させてくれて、楽しませてくれる。それが幸せだと思った。

 

でもその人にとってそれは幸せではないかもしれなかった。日々をだらんと眠って過ごすことが最高に至福なのかもしれなかった。彼の尺度ではそうなんだ。

 

彼は極端だけど、ここにはそういう人が沢山いる。そういうのを見てなんかまぁそれはそれだなあ。と思えた。許すとはちょっと違うのかもしれないけど、受け入れられるようになった。

 

 

こう書くと、あたかも自分と違う価値観の人みんな否定してきたみたいになってるけど、実はどっちかっていうと逆。

 

みんな違うでしょ?それでいいんじゃん?って感じだった。(まぁ今回の件で、それも自分の薄くて広い価値観の枠の中に入っていたものに限っていたとわかったわけだけども。)

 

実はそれが先生やってるときはすごく辛かった。

 

 

③子どもとの関わりにおける苦手

 

・自分の価値観が子どもの価値観になってく

もちろん全てが同じになることなんてありえないのだけれど、自分の言ったことの影響力ってのがでかくてそれが怖かった。まあ、単純に自分の言ってることに自信がなかったってだけなのかもしれないけど、良くも悪くも発する言葉をぐんぐん吸収する子どもを前に、いやいや、俺の言葉なんてそんな大それたものじゃないから話半分くらいに聞いといてー。。。

って思ってたりした。

そう思ってるのは一年もいれば子どもたちに伝わっていってるのがわかって、そのうちあんまり信用されなくなった気もしてた。

それもこれも全部感覚の話だから勝手に自分がそう思ってただけなのかもしれないけど、見抜かれてる気がして嫌だった。まあ、完全に矛盾してるねここは。笑

話半分で、聞いてほしいと思ってるのに、見抜かれるのが怖いっていう笑

まぁ、要は自分に自信がなかったんやな。思考にも判断にも価値観にも自信がなかったんだ。

 

そんな自分のまま人の前に立っていることが嫌で嫌で仕方なかったんだった。

 

 

子どもとのことはそれに尽きる。

 

自信ないから100%でぶつかっていけなくて、そんな自分がとにかく嫌だった。

 

でもそのまま先生をやっていても自信をもてる日が来るとは思えなかった。こればっかりは先生としての経験で埋められる穴の気がしなかった。もっとひとりの人間としての深みだったり広がりがないと自分を認めてあげられないって思ったんだった。

 

だから、この後もう一度先生をやるにしてもやらないにしても、一度先生をやめるっていうのが自分には必要だった。

 

辞めたらそういう自信が得られるっていう確信なんてなかったけど、続けていては得られないっていう確信だけはあった笑

 

いまやめてもうすぐ4ヶ月経とうとしているけど、少しずつ穴が埋まってきてる気はする。一歩踏み出したらそれまでの自分とはちょっと違う自分に出会えるんだってことはわかった。

 

 

 

でもやっぱり

先生の言うことが答えみたいな空気は好きにはならないと思う。

 

そういうのがめっちゃ上手い人もいるほんとカリスマな人。

 

俺はたぶんそういうタイプじゃないし、そうなろうとも思わない。から、ちょっと違った形で子どもと関わりたいんだ。

 

 

 

華金ってことで校長先生のラクサーさんと、同い年で管理人?のプオンさんと一緒にご飯に行った。

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いろんな話ししたよ。

仕事のこと、今後のこと、女性のこと笑

案外貞操観念が強かったよ笑

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これね

このブドウみたいなやつ!

なんだと思う?

 

 

 

 

 

 

胡椒なの!

 

カンボジアは故障が名産で、新鮮な故障が食べられるんだ!

 

味はまんま故障なんだけど、なんだろうフレッシュ感がある。あの粉々になってしまったものとは違ってみずみずしい感じ。咳き込まないのです。

 

やっぱり人と一緒にご飯食べるのいい。

ステキな金曜日でした。

 

 

つづく