ヤマダが出会ったおもろい人1

西川琢也 氏

「豊かさとの遭遇」

という言葉が1番しっくりきた。

彼は大阪で人とモノをつなげる仕事をしてるダンサーイケメン。

確か年齢はぼくの一つ下で、初めて出会ったのは今年の1月。

主催していた哲学対話の日にたまたま用宗のシェアハウスに遊びに来ていて、実際に対話にも加わってくれた。

そんなたった一度の出会いだったけど、

今回の大阪旅で泊めてもらえないかと連絡したところ、二つ返事でokしてくれた。

2日目の夜、彼の提案で近くの公園へ行き、冷蔵庫にあるもの使ってお花見をした。

もやしとチンゲンサイの味噌汁

水がなくなってコーヒーで温めたサバ缶

あんまり好きじゃないしみチョコ

どれも家で出てきたらちょっと残念な気持ちになるものばかり。

でも

高級ホテルの最上階にいるよりずっと楽しかった。

もちろん高級ホテルの最上階にいたことはないんだけど、

こっちの方が絶対楽しいって確信をもてた。

最近よく聞く言葉で言うと、

Aには何でもあるけど何かない。

Bには何にもないけど何かある。

そんな感じの時間だった。

もので言えば足りないものだらけ、

箸まで忘れて隣のおっちゃんに恵んでもらったほど（大阪のおっちゃん太っ腹すぎてお酒4本ついてきた）。

なのに心が喜びで満たされてる

（お酒もらったからかな？笑）

お金をかけて出てくるコース料理や絶景を味わうこととは違った楽しさで包まれた時間を過ごした。

それは

ヒッチハイクの時とも似ている

何でもない場所、

何でもない食べ物

だけどその人と共有した時間や思いや行動が

そこにいた自分とその人（たち）にしかない完全オリジナルな結び目として残る。

18時から23時まで

「生きる」ことについて語り合った。

人生の中でもこんなに早い5時間は久しぶりだった。

年は一つ下だけど彼はたくさんのことを経験して今も夢に向かって歩き続けている人生の先輩だった。

彼の転機は大学受験のときに起きる。

英語を学ぶために大学へ進むことを決意したが

謎の体調不良で大学受験に失敗し、

絶望に打ちひしがれた。

そんな中で兄に言われた

「じゃあ現地で勉強すれば？」

という言葉で心のタガが外れ

そのまま単身海外へ。

英語を勉強する。

帰国後再度大学受験に挑戦して、

見事合格。

自分がしたいこと、

やってみたいことを探すもすぐには見つからず、悶々と考え続ける日々を過ごす。

やってみたい、なんか気になるってことをブラッシュアップして、そのほとんどを学生のうちにやりとげる。

 その結果、

農家（かっこいい大人）

外国人

学生

餌

が組み合わさり、

winwinの循環が生まれる場づくりの実現を夢見ている。

彼との会話の中で心に残っているのは

「地球人」って言葉

もちろん

自分は日本人だし、

静岡人だし、

大谷人だし、

山田人。

なんだけど、

そんなこまかーい〇〇人の1番上にあるのって

「地球人」

これ

意外と見えてない。

たしかに日本人だし、

肌の色とか顔の形とか

他の国の人と色んなものが違う。

だから日本人を誇示しちゃうんだけど

根っこの根っこは「地球人」

僕らが住んでるのは地球。

特に日本人は海で隔てられてるから

外と内

の感覚が強い。

でも

大陸繋がってる人たちは

どんどん混ざっていってる。

分かれているからこそ

独自の文化が生まれたし、

独自の観念が生まれた。

誇りを持つことは素晴らしいと思うけど、

心は外に開けてないかもね

どこか他人事。

十分日本の中で人生を完結できるほどの環境ではあるけど、

やっぱり世界との距離は遠い。

外を見て新たに日本人の素晴らしさを知りたいって強く思った出会いでした。

なんか

うまくまとまらんけど、

おれらは地球人。

earth man

アースマン。

絶妙にダサいっっ！！！

から

かっこいい西川くんでお別れ。

人生は素晴らしい！！