微妙
ブレストっていろんなワークショップで行われてる。
テーマに関して意見を付箋に書いて貼り付ける。似ている意見を○で囲うやつ。
先生の時にもよくやってたけど、どこかぬるっとした感じがしていた。
たとえば「つながり」が大事だろうって思って、そう書いたとすると、「人と人とのつながり」「つながること」「つながれること」みたいなのが周りの人たちからも出てきて、『つながり』でひとくくりになる。
んで
「あー、やっぱつながりってめっちゃ大事ですよねー」って言いながらなんとなく共感してる感じになる。
でもほんとはなんだかなんとも言えない感じ。なんでなんとも言えないかって言ったら、やっぱりそこにはたとえ1ミリだったとしても、人と人との間に違いがあるからだとおもう。
消しゴム1つ、鉛筆一本、テーマにしたって感じることも捉え方も全くおんなじことになんかならない。
そんなのはみんな知っているはずだし、そこにおもしろみが隠れているのに、なぜか「一緒」でくくってゆるーい共感に安心する。
その「微妙」な差に本当は彩り豊かなたっくさんの違いが溢れている。
それに敏感に気づけるようになったら一瞬一瞬がどんどんカラフルに、ドラマティックになって、見える世界がまるで違ってくる。
本当にみんなにとって一緒なのは「違う」ってことだけ。(ってうちの代表が言ってて確かにーってなった)
海外の人がうどん食べると味がしなくて残したり、なにかを加えたりする人が多いんだって。
薄味を味わい楽しめる日本人だからこそ。