最後の最後に起きたすげえミラクル。 東南アジア57日目 チェンマイ〜バンコク
いよいよチェンマイラストデイ。
すでにテストには合格しているので、基本的にはフリー。
雨が降る前にと思って、ゲストハウスの自転車を借りて朝からチェンマイ駅まで行きました。
ネット予約もあるらしいけど、情報入れるのめんどくさいから直接チケット買いました。
二段ベッド方式らしい。
窓の外が見たいので今回は一階にしました。841バーツとちょっとお値段張りますが、オッケーっしょ。13時間も乗らせてもらうし!
って事で、無事チケットゲット。
人もいないみたいで、当日予約で余裕でした。
お昼にスクールに戻って写真撮影大会。
ぼくがやってるところも撮ってもらいました。
楽しい6日間をありがとうございました!
その後、宿出る直前にシャワーを浴びて、ソンテオっていう乗合タクシーでチェンマイ駅に向かいました。
ここからすごい。
2回書くの大変だから、フェイスブックから抜粋!
--------【11分間のミラクルinチェンマイ】--------
明日の深夜のフライトで帰るためにバンコクに向かう電車が17時出発。余裕持って16時15分くらいに宿を出たのに、ソンテオっていう乗合タクシーだからかちょいちょい遠回りしながら進んでた。でも時間的には大丈夫そう。
他の人たちを下ろし終わって俺の目的地であるチェンマイの駅に向かった。
はずだった。
途中で渋滞にはまって、やばいなーって思いながら待っていたけど、ほんとなかなか進まないから、走った方が早いかなって地図見た。
そしたらそもそもどうも若干方向ずれてる。方角的には合っていたから地図で細かく確認してなかったんだけど、なんか遠回り感がある。
窓越しに前で運転するソンテオのおっちゃんに大丈夫なのか聞いた。
そしたらあんだけトレインステーションっていったのにバスステーションに向かっていた。
おいっ!笑
17時の電車ってゆうたやん!!!
なおかつ渋滞の中にいる。16時48分。
「どうすりゃいいんだよ!」
って言ったら
「金はいらねえ。走れ!」
って言われて、なぜか危うくかっこいいと思いそうになってしまった。いやいや、この野郎!という気持ちとともに駅のある南に向かって走った。
距離感はわからないけど地図で見ると多分走っても間に合わない。でも、とりあえず走るしかない。そしてトゥクトゥクか何か見つけよう!
そしたらめちゃ広い学校みたいなところに迷い込んでしまったらしい。道路もそのまま続いてるから最初はわからなかった。トゥクトゥクに出会えないわけだ。お迎えに来ているファミリーカーだらけだったのだ。
正直途中から薄々気づいてたんだけどそんなこと気にしてられる余裕はない。とにかく駅の方角に向かって走った。小学生から高校生くらいまでの子どもたちがみんな俺の方を変な目で見ていたのを感じた。でも御構い無しに走った。絶対南側に門があるはずと信じて。
信じてから1分くらいでその願いは砕け散った。
学校の建物的なものに突き当たったのだった。
もう終わったと思った。
時計は16時54分。
いやっ!まだいける!まだ諦めないよっ!って思いながらパッと横を見ると見るからに優しそうで仕事終わり風な恰幅のいい白人のおっちゃん(多分先生)がバイクに乗ってた。
もう何も考えずに
「頼む!5時に電車が行っちまうんだ!乗せてくれ!!!」
って言ったら、一瞬困ってたけど、あまりにも俺がやばそうな顔してたのか
「乗んな。」
って。
マジサンクスマジサンクス!って言いながら後ろに乗った。おっちゃん一人でもだいぶ重いのだろうに荷物を前後に抱えた俺とともにバイクのタイヤがかなり沈んでいくのがわかった。
それが16時54分。
多分これまでないだろうスピードで駆け抜けてくれた。右折で止まり、信号で止まり、おっちゃんも焦ってくれてるのがスタートダッシュの仕方で分かった。
怖くて時計は見れなかった。
そして2キロくらい進んだ頃かな、おっちゃん越しに駅が見えてきた。
(いけるかもしれないっ)
最後の直線、ラストスパートをかけてくれたおっちゃんは優しくて、駅構内の改札に1番近いところまでつけてくれた。
お金でもなんでもあげたい気持ちになったけれど、駅の中にあった時計の針は59分を指しているように見えて、カバンから何かを取り出している暇もなく、マジサンキュウマジサンキュウ言いながらバイクを飛び降りた。
最後の挨拶やと思って振り返るとおっちゃんはサムアップしながらそれはそれは素敵な笑顔で俺の方を見てくれてた。器の大きすぎるその姿は季節外れのサンタクロースだった。
駅の中に入ると駅員のお姉さんが走る俺を発見して
「ナンバー3!!!!」
と叫んでくれた。
3番線を見た。そこにはバンコクの文字。
まだ電車がある!!!
走った。
こんな走ったの久しぶりってくらい全力で走った。車両は6番だったはず、、でも走りながら数字が見つけられない。
その時駅員が
「とにかく乗れ!!!」
的なことを言ってきたので乗った。
その車両が、ちょうど6番の車両だった。
宿出る寸前にシャワーを浴びたヤマダが汗だくになりながら席に着いた瞬間、電車が動き出した。
おっちゃんマジデアリガトウ。
アキラメナイってタイセツダネ。
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というわけで、
なんとかギリギリに電車に乗れたのでした。
奇跡すぎて、そのあと興奮が止まらなかったよ笑
あのおっちゃんにありがとうってあらためて言いたいわー!
旅の最後に素敵な思い出ができました❤︎
もう終わるんやなー。。。
でも
つづく
ベトナムに申し訳ないけど、比べ物にならないほど快適だった。笑