東日本8日目 仙台〜東京
もう少し東北を堪能しても良かったのだけれど、東京で会ってくれるという方がいるので、帰ることにした。
午前中は洗濯とかゲストハウスの掃除を手伝ったりしてゆっくり過ごした。スタッフのよちゃさんと話すなかで気づきがあった。(よちゃさんは学生時代にカンボジアと日本を繋げるような活動をした経験のある方。)
簡単に言うと、
「恵まれない」って言葉にすごく違和感がある
ってこと。
いま東南アジアに行こうと思っているけど、自分の心の中にも「恵まれない人たちがいる」とか、「貧困の国に何かしたい」とかっていう感覚がいつのまにかあった。よちゃさんも同じ感覚をもってカンボジアに行ったらしいのだけど、それはなんだか違和感があるということに気づいたらしい。
現地に行くとたしかに日本に比べて物的なものは多くのものが欠けている。でもそこにいる人たちはすごく笑顔で楽しそうで、ゆったりしていたんだって。日中活動して、夜みんなでワイワイお酒飲む時間は本当に豊かで、幸せを感じたらしい。
「何か与えよう」という気持ちで行ったらしいんだけど与えられて帰ってきたって言ってた。
自分はまだ行ったことないからわかんないけど、いつのまにか自分たちの方が上。とか現地の生活は辛い。とかって頭があった。そんな自分を恥ずかしく感じるとともにますますアジアを旅したくなった。
見えなくなるまで手を振ってくれたあったかいスタッフの2人が大好きになってしまって、仙台に用がなくても会うために来たいって思うほどだった。
人間的な魅力ってすごい力だと思う。
震災が他人事って話があったけど、そこに友達がいたら多分自分ごとになってた気がした。
全然知らない人のことを思うのってやっぱり難しいけど、一度つながった人のことはよく考えられる。つながりが増えていったら、そのつながり自体が互いを思いあったり助け合ったりするセイフティネットみたいな存在になって行くんだろうなって思った。
電車に乗って東京に向かう間に一冊の本を読んだ。これから会うトミーさんに勧められた本。読み進めると仕事を辞めたあとの自分とリンクすることが沢山あって答え合わせみたいな本だった。
この中にも出てきていたのは、
「心で決める」ってことだった。
心がこれだって思うことを「やる」って決める。そのやり方はあとから頭で考える。
方法は無限にあるから全力で立ち向かえば道は開けてくる。だからなんとかなる。
でもそもそもその物事に情熱がなかったり、これじゃないなーって思いながらやってたらどんどん辛くなるだけだよね。道は開けてくるかもしれないけど、心を行きたくない方へ無理に進むうちに多分鬱とかになるんだと思う。
自分の背中を押してくれる本だった。
動き出したい人は読んでみてね。
東京に着いたのは20時くらい。
7時間くらい電車に乗ってたけどなんかあっという間だった。
最近何もせずにいられるようになってきた。
それってやばいのかもしれないけど、
「電車待ってる時間すら惜しい!教材研究しなきゃやばい!」
とか言ってた教師時代もおんなじくらいやばかったと思う。
両極を知って自分が広がっていくんだろうと思うから、いまはいまの自分の感覚を味わっておこう。
今日も幸せやったわー。
ps
KIKOスタッフのさくらさん
後光がさすほどの笑顔が素敵すぎた。