ばみログ(ヤマダの日記)

小学校で3年間教師を務めるなかで、自分の価値観を広げたいという思いにかられて旅に出る。日本自転車旅、東南アジアバックパッカーなどなどしながら思ったことをつらつら書いてます。2018年10月24日より博多で社会復帰しました!笑

西日本16日目 屋久島 縄文杉

屋久島=縄文杉

 

ということで

 

朝4時のバスに乗りまして、

縄文杉を目指しました!

 

 

登山口まで行くためには、

普通の路線バスで

屋久杉自然館ってとこまでいって

そこから登山バスに乗り換える。

 

4時に路線バス動いてるというのは半信半疑だったけど、時間通りにちゃんときた。

 

で、

自然館まで行くと、

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すでに人がたくさんいた。

 

 

 

登山バスには5時に乗車するつもりだったんだけど

ちがうゲストハウスに泊まった友達が夢の国を長めに楽しんでいて少し遅れたので40分くらいしてから乗った。

 

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同じゲストハウスに泊まってた香港人のほー君も一緒に!

 

3人で縄文杉を目指す。

 

登山を想定してなかったほー君は、半ズボン笑

宿舎のあたりは余裕だったんだけど、

山に登ると気温は一気に下がるし、

雨風はどんどん強まるしで

 

Terrible!

we should come back!

 

って、ずっと言ってた笑

 

行くけど笑

 

 

 

で、

登山バスに乗って、

いよいよ登山口に着いた。

 

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ちょっと歩くと川があって、

 

音が!

見た目が!!

飛沫が!!!!

 

足滑らせたら死ぬよね笑

 

 

どしゃどしゃにどしゃ降りだったのも重なって、むき出しの自然が胸を高鳴らせた。

 

雷も鳴り始め、開始10分で身の危険を感じたためか、ほー君はリタイアすることを決意し、一人登山口に帰っていった。

 

それなりに濡れてたし、

めっちゃ軽装だったし、

帰るためのバス15時まで来ないから

一体どうするのかと、

めっちゃ心配だったけど、

自分のことで精一杯だし、

それは彼の課題だ。

と気持ちを整理して先を急いだ。

 

 

最初の1時間半くらいはトロッコの道が続いた。

 

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線路の真ん中に板が敷いてあって歩きやすくなってる。

それが何キロも続いてる。

人間すげえわ。

 

 

そのトロッコロードが終わると、

突然勾配が急になり、ゴツゴツの道無き道を登って行くことになった。

 

ところどころ階段はあるものの、

ここかな?

って感じの岩場をよじ登って行く。

 

途中、川の中を通ったり、木の間をすり抜けたり、ハシゴに近い階段を上がったりしながら杉を目指した。

 

雨は止むことがなく、カバーをしているが、バッグもびしょびしょ。

 

 

終盤はほとんど沢登りって感じだったので、

ふくらはぎがつりそうになる始末。

 

そんなんだから当然レインコートの中は大雨。

 

どんな格好をしていようがびしょびしょになるオチだったんだね笑

 

そんなこんなで

 

2時間くらいしたころ、

ようやく縄文杉に到着した。

 

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デカかったー。

うねうねとした独特の形がかっこよかった。

 

まぁ、正直なところ

上向くと雨が目に入ってくるし、

展望スペースは結構遠かったので、

実はあんまりよく見れてないんだな笑

 

その壮大さに圧倒されはしたけど、

それまでの頑張りや、折れなかった心へのセルフ賞賛の方がすごかったかもしれない。

 

達成感、ここまで来た感、よくやった感。

 

そのゴールに花(杉)を添えてもらったって感覚の方が強いな笑

 

 

往路は雨も強かったし、

時間もどれだけかかるかわかんなかったから、

ほとんど写真も撮れなかった。

 

ガイドブックには

往復10時間とか書いてあったので、

結構ビビってたんだけど、

 

3時間くらいで登れた。

 

時間的には、

6時半発の9時半着って感じ。

 

そこからまた3時間で帰ったら12時。

 

バスが来るのは15時。

 

めっちゃ暇になる!!!

 

 

まだ奥にもなんかありそうだったけど、

話し合った結果、

ゆーーっくり

自然を楽しみながら帰ることにした。

 

 

復路に差し掛かったころ、

だいぶ雨が弱くなってくれた。

 

ので、

 

 

 

あーんな写真やこーんな写真を撮りまくった。

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誰かと一緒にいると写真を撮ってもらえるから嬉しいね!

 

童心に帰るっていうから最近常に童心だから別に帰ってないんだけど、いよいよ体の大きな髭面小学生だと再確認したよ。

 

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屋久島は、もののけ姫の舞台にもなってるってことで、指人形を持参して写真撮ってる方がいたので、撮らせてもらった!

 

こういう楽しみ方って素敵だよね!

 

ありがとうジブラーの人!!

 

 

 

そんなこんなで

はしゃいでいた道中もまた雨が強くなり始め、

言葉数も減った。

 

 

ようやく険しい道を抜けて、

ロッコロードへ。

 

絶対大丈夫!って安心感があり、

それなりに緊張してたんだなって思った。

 

 

 

が、

 

大丈夫じゃなかった。

 

 

道自体はなんともなかった。

 

 

 

そのなんともないことが

命取りだった。

 

 

 

 

寒い。。。!!!

 

 

 

 

山道は筋肉使うから汗もかくけど、

発熱してたんだよね。

 

 

それがただの平坦な道に変わったことで、

一気に冷めてった。

 

 

そして大量の汗と雨を吸った上着が

一気に冷えてった。

 

 

登山口までは1時間ある。

 

 

カイロや、発熱する道具はない。

 

 

って事で、

 

 

自家発電するしかない!

 

 

つま先立ちで歩いたり、

木目に沿って高速ステップ踏んだり、

スクワットしながら歩いたり。

 

 

はたから見たらアホだけど、

 

風邪を引くか引かないかな死活問題。

 

幸運にも周りにはだーーれもいなかったので、

黙々とステップを踏み続けた。

 

 

その甲斐もあって、

疲れたけど体があったまった。

 

お金払えば熱だって簡単に手に入る。

でもお金払わなくたって手に入る。

これだって一つの生きる力だね。

 

 

途中すれ違う人の中には

白髪のおばあさんや、よろよろのおじいさんもいた。彼らはあの険しい道にこの雨の中立ち向かうのだ。

 

彼らの安全と、ガイドさん頑張れ!って心で思あのと同時に、やっぱり年齢じゃないなって、行ってみたい見てみたいやってみたいって気持ちだよなって思った。

もちろん体が健康であることはめちゃめちゃ大事だ。

 

何歳になってもピンピンと山でも川でも海でもどんとこいな年寄りになりたいと思った。

そんなこんなで

無事に登山口まで到着した。

 

30分くらいでバスが来た。

 

ゲストハウスに着くと、

ほー君が元気にスーパードライ飲んでた!

 

よかったー。

 

話を聞くと、

ちょうどタクシーが登山口に来たのでそれに乗って帰ったんだと。

お金かかったけど、寒さには変えられなかったって言ってたよ。

 

笑顔だったからよかったわー。

 

人のこと心配するってさ、

思いやりだとおも思うけど、

その人のこと信頼できてないのかな

ともおもってしまうよね。

 

助けてあげたいって気持ちは大切だけど、

過保護になるのとは違うよね。

 

大概なんとかするんだよ。

大丈夫なんだよ。

 

そこに手を差し伸べることは、

その人が経験する「何か」を奪うことにもなりかねない。

その塩梅ってのは難しいなぁ。

 

って思ったのでした。

 

 

続く。

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