直球勝負ができない。 博多ライフ編
こんばんは。
ついに社会復帰したヤマダです。
「何の仕事するの?」ってめっちゃ聞かれるんですけど、うまく答えられません。自分でも何するのかいまいちわかってなくて。。。笑
それをそのまま正直におばあちゃんに話したら、静岡出発する前お菓子くれたんだけど、その袋の中に、「人にだまされないようにね。元気で行ってらっしゃい。」っていう手紙が入ってて、「あっ、そうだよね笑 」ってなりました。
なので、どんな仕事してるのか、ブログに綴っておこうと思います。(一番は自分の整理のためやな)
博多ライフ1日目は幼稚園の先生。
(厳密にいうと幼稚園ではなくて、認可外保育施設で2歳〜6歳までいる)
ダンスしたり紙芝居聞いたり自由に遊んだりご飯食べたりお掃除したりしているところを見学させてもらった。
幼稚園とか保育園って、自分がいってたときと、妹弟のお迎えと大学の実習以外入ったことなくて、相場がどんなもんなのかよくわからんのやけど、びっくりしたことがたくさんあった。
①なんでもやる。
ほんとなんでもやる。さっきの写真にもあるけど掃除機使ってお掃除してる。ご飯食べるための机を出して、給食食べた後は食器も自分で洗ってる。
なんか、こういうの見てるとほんとなんでもできるんやなーってなって、今まで子どものことなめてたなーって思った。
特にこれ。
自分でしてしまったおもらしは自分でふく。
まだ2歳くらいの子だと思うんだけど、新聞紙で吸い取って、雑巾持ってきて拭いて、それをちゃんと洗って干す。
小さい頃鼻くそも親にはじらせてたヤマダにとっては結構衝撃的やったなー。笑
ちなみにその二階で、同じ職場で働くお母さんと、通っているその子供たちのところに居候させてもらってる。夕方次男くんがお菓子の粉をばらまいてしまって、どうするかなーって見てたら、すぐに掃除機持ってきて余裕で処理してた。
なんだろう、泣いたりわめいたりとかなくて、潔く諦めてささっと処理してた。お菓子こぼしたらまずは心から残念だとおもうんだけど、心の処理スピードも異常に早かった。
生活にも活きてるって知って、びっくりしたし、なんて頼もしいんだ!ってなった。
泣くにも色々ある。この日は、2人の男の子がよく泣いた。シーンはさまざま。
「ものをとられた」
「列に入りたいけど自分の場所がない」
「誰かにぶつかって転んだ」
などなど
ものとられて泣いてる子を見たら、
「あぁ、△△くん大丈夫??ものをとられたんだね。取った〇〇くんちょっとおいで!」
みたいになると思ってた。
「はい嘘泣きやめてー。その伝え方はちがうよー。泣いても伝わらないよー。とられてどんな気持ちなのか言ってごらん。」
って。
ふぁ!?ってなったよね。
そんな関わり方あるんやなーってなった。
その子も言葉が話せるようになり始めた2歳くらいの子。うまく言葉にできない気持ちは先生が代弁してあげる。「ものをとられて悔しかったね。腹が立ったね。イライラしたね。」
自分の気持ちにぴったりの言葉が先生から出てくると途端その子は泣きやんでいた。
こちらの言葉がわかってるんだなって思ったし、泣くっていうのは伝える手段だったんだなって認識が改まった。
あとで対応してた先生のダイスケに話を聞くと、泣くにもいろいろあって、寄り添ってあげる涙もあるって。泣けばコントロールできるっていう泣きには今回みたいに強く出るって言ってた。
俺はまずその見分けができるようになるところからやな。
③うるさいなら言ってよ。
配膳を待つ間に女子たちが箸と食器で音楽を奏で始めて、だんだんうるさくなった。
「ひろきどうー?」
って言われて、まず
(食器で遊ぶのはよくないよ。)
しか出てこなかった。
(でもそれって子どもの思いガン無視だし、)
(でもうるさいし、よくないことだし、)
(でもそんな風に言ったら子どもたちはどう思うだろう)
みたいに頭の中でぐるぐる考えた結果出てきた言葉が、
「みんなでバンド組めるんじゃん?」
笑
意味わかんないよね笑笑
なんならむしろバンド組むとかの方が難しくて伝わんないよね笑
自分でも何言ってんだろって思ったんだけど、それが出てきちゃったんだよね。
そしたら横から
「なかなか配膳が終わらなくて退屈だったねえ。叩いてみたらいい音がして楽しいねえ。でもそれうるさくて、気分悪いよ。」
って。
子どもたちははっとしてすぐに叩くのをやめた。
そして
「ひろきうるさいならうるさいって言ってよー!!」
ただただオロオロした。笑
これまではっきり人にモノを言ってこなかったから、そんなに直球で投げられると体で受け止めるしかできないし、投げ返す球はひょろひょろで相手には届いてない感じ。
「おら!こっちはどんな球でも取ったるわ!ビシッとこんかい!ビシッとぉ!!」
って言われてる気分だった。
そう。これがしたくて福岡に来た。
相手のことを思っているようで、全然信頼してない球しか投げられない自分が嫌で、そんな自分を変えたくて福岡に来た。
まだまだくそびびってるけど、とりあえずようやくみんなが投げてる球に慣れてきた。
取ってうまく投げ返すにはまだ時間がかかりそうだけど、うまくキャッチボールしてる自分になれてるビジョンはなんとなく見えてる。
気持ちはもう先にいってるから、早く体を追いつかせたいと思った1日でした。