爆音民謡とゴキブリバス 東南アジア35日目 フエ〜ヴィエンチャン
「朝8時から8時30分の間にゲストハウスの前に迎えが行くから待っとけ。」
そう言いながら僕が払った650000ドンを胸ポケットに入れたおっちゃん。
胸ポケ。。。
あぁ、あのおっちゃんは本当にバス会社の人だったのだろうか。。
そんな不安で頭がいっぱいだった
8時20分。
領収書には電話番号は書いておらず、どこからバスが出発するのかもわからない。。。
騙されたんじゃないかなー。。。
あー。。。
なんでちゃんとしたツアー会社にお願いしなかったんだろう。。。
8時25分を過ぎてもやってこないお迎えに、心が折れかけていた時でした。
「ヴィエンチャン!ヒロウキ!」
バイクのに乗ったお姉さんがやってきました。
その瞬間にそれまでの不安や不信は吹っ飛びました。ありがとうおっちゃん、お姉さん。
あぁ、俺はなんて酷いことを考えていたんだろう。なんで信じられなかったのだろう。不安なこと考えたってどうにもならんのにどうしてそれで胸をいっぱいにしてしまったのだろう。。。
いろんな気持ちになりました。
まぁ、
でも海外の適当感見てたらそういう感じにもなるよね。
とりあえずバイクには乗っけてもらえた。よかったよかった。
これでヴィエンチャンいける!
と思ったのもつかの間。
「コーヒーブレイク。」
???
「あと30分はバス来ないからここで休憩。」
よくわかんないけど言われるがままになんて書いてあるかわかんないコーヒーを頼んで、待ちました。いろんなことお話ししていつのまにか仲良くなった。笑
彼女曰く俺はベトナム人に似てるらしい。
そういえばホーチミンのバイクのおっちゃんにも言われたわ!僕のルーツはベトナムにあるみたいです。
ってわけでバス乗れました。
二階建てバスではなく、二段ベッドバス!
穴の中に足を入れられる!
寝心地はなかなか良かったです!
問題はこいつ。↓
僕の真上にスピーカーがある。
出発して15分、テレビでベトナム民謡が流れ始めました。そういえば鉄道の中でも流れてた。そういう文化なのかな。。。
何が問題かというとですね、
このスピーカーひとつでバス全体の音量をまかないやがったのです。
そう。
超大音量。。。
バスの人に音を下げて欲しいことを伝えたら
「it's ok」の一言でさらっと片付けられた。
イヤホンしてもイヤホンの中の音が聞こえないほどの大音量。
結構地獄でした。空気が悪いとか、音が大きすぎるとか、目に見えないけど人間に多大な影響があることを改めて知ったよ。
トイレットペーパー水で濡らして丸めて耳に詰めて、スピーカーを毛布で囲って足で押さえつけてやったけど、全然効果なし。まじできつかったわー。。。
というわけで豚がいるところで急に降ろされた。
???となってたらみんなが歩き出すからとりあえずそっちの方へ歩いて行った。
イミグレーションでした。(ラオバオ)
降ろされた広場から結構距離があった。。
歩いて15分くらい。歩きすぎて不安になったけど一本道だから迷うことはない。
これまで代理でやってもらってきたから心臓ばくばくしてました。
愛想はめちゃくそに悪かったけど、なんとか通過することができました!
入国の届けを書いていなかったのでその場で書いて、渡しました。
顔の写真も撮られてないし、大丈夫かなって思いましたが、まぁ、何事もなく入れたからいっか。
現地の人はいくらかお金を請求されてたけど、俺はなぜか請求されなかった。
ラオスに入ったところで屋台が!
黄色い麺と、具が内臓だらけの焼きそば。50円でした。黄色いのはウコンみたいな味した。うんこじゃないよ。ウコン。ウンコジャナイ。ウンコジャナイ。
お腹いっぱいになって、もう一度バスに乗り込むと、、、
見えるかな。。。
cockroach。。。
大きいやつはいなかったけど。。。
目視できるだけでも7匹は見つけたよ。。。
バスの中にうじゃうじゃいるんだろうな。。。
でも誰も何も言わないし、動じてないし、、、
あーだこーだしても仕方ないから共存していくことにしました。。。
いきなりすごかった。
舗装されてない!!!
道路ぐっちゃぐちゃで
バスがったがた。
さらにアドベンチャー感アップしました。
バスはこんな感じで、荷物積みまくってた。
よく倒れなかったわー。
途中で人が乗ってきて、シートがないから通路に寝るっていう。。。笑
途中にある食堂で晩御飯
みんなベトナム人で、誰も英語喋れない笑
ここでも助けてくれたのはAJINOMOTO。
「ニップン??AJINOMOTOぉお!yeah!!!!!」
みたいな。
それしか話せてない笑
でも一緒にご飯食べてるだけでなんか仲良くなった。伝えられるのは表情だけだけど、食べな食べな!って、優しくしてくれたりとか、頑張って理解しようとしてくれるのが嬉しかった。
そんな感じでなぜかネオンの輝くバスで寝ましたとさ。
ぁ、
バスの窓からゴキブリと一緒に見えた星空がめちゃ綺麗だった。辺り一面山と田んぼで光がなかったからだろうね。
エアコンもガンガン効いてたからなんとなくクリスマスソングかけてみたらいい感じだったよ。笑
続く