ラオスの儀式「バーシー」東南アジア49日目 パクサン
いつも通りちょっと遅刻してCCCに行くと、既に「バーシー」の準備が始まり、なにかを切ったり煮たりしていました。なんとなくいつもとちがう雰囲気。お祭りの前のような、わくわくでそわそわな空気がありました。
「バーシー」って僕もラオスに来てから知ったんですけど、なにかの節目や、冠婚葬祭の際に行われる儀式的な行事みたいです。
今回はなんと、以前このCCCに勤めていらっしゃった協力隊のOBの方が、日本で結婚し、ハネムーンとしてこのパクサンを訪れていたのでした。なんとも奇跡的なタイミング。。。
全く関係ないので、僕はそろそろ旅立ちますという話をしたら、最後にそのバーシーだけ出席してから行ってくださいと言ってもらえたので、延泊して、参加させていただきました。
伝統的な行事とあって、男の子も女の子も綺麗な格好で先に臨みます。特に女の子の服装は他ではなかなか見られない細やかな刺繍が施されていて、とっても素敵でした。
式は広間で行われます。名前がわからんですが、てっぺんにろうそくが立っているこれ↓のまわりにメインとなる人(今回はご夫婦)と、偉い人?立場の高そうな人たちが集まって、そのほかの人たちはそこを取り囲むように集まります。
式が始まると、祈りの言葉を捧げる人がいて、そのほかの人は真ん中の「それ」を触ります。届かない人は触っている人に触ります。それが続いて、みんなが「それ」を中心にして1つに繋がりました。
お祈りが終わると、今度は「それ」 にくっついていた白い紐をメインの人たちの手首にみんなでくくりつけていきます。
供えられていたお菓子やお金なども一緒に。
終わる頃にはこんな感じになりました。
これは3日間はとらないものなのだそうです。
3日後も3本くらい残しておくのが基本らしく、ミサンガみたいです。
ヤマダもちゃっかり一緒に受けさせてもらいました。旅立つ人を送り出す時にも行われるらしいです。
こんな感じになりました。
結ぶ時におまじないのように旅の安全や今後の躍進を祈願してくれます。なんだか、自分を思ってくれる人の気持ちが目に見える形になって、ぐっとくるものがありました。
こんなに人から思ってもらえてるんだなぁって。めちゃ幸せもんやなーって。
ちなみに2年間活動して、ラオスを離れる隊員の人は肘ぐらいまでぐるぐる巻きになる人もいるそうです。笑
ひとつ言うとかゆいです。
もうひとつ言うとお風呂から出た後なかなか乾かないです。
笑
でも
せっかくだから日本帰るまで頑張ってしていよう。
見て!
これは個人的なプレゼントですが、ビアラオTシャツもらった!!!
ラオス行った人はみんな好きになっちゃうビールです。日本にもあるみたいだけど少ないし高いみたい。スッキリ飲みやすくて大好きだったので、めちゃうれしかった。
式の後はみんなで食事!
まだ四時前だったけどビアラオ&カオニャオタイム。
子どもたちもご飯食べます!
次から次へと料理が出て来ます。どうやったらそんなに入るねんってくらい。ラオス人めっちゃ飲むしめっちゃ食う。ビアラオは氷を入れて飲むので薄いから酔ってなかったけどお腹いっぱいでした。
ちょっと話がつまるとすぐに乾杯します。笑そしてすぐ「イッキ」って言います。ラオス人が1番知ってる日本語は「イッキ」らしいです。笑
どこからかカラオケが導入されて、歌に合わせて、そのほかの人たちが踊ります。ラオスの踊りは手を柔らかく美しく動かして踊るんだけど、めちゃめちゃ難しい。たくさん教えてもらいましたがなかなかできなかったです。
とりあえずラオス人の飲み会を堪能できたのは良かったなぁ。
ほんとたまたまタイミングが良かっただけでこんなにいろんな経験させてもらってめちゃ恵まれてるわー。ラオス人のあったかさをたくさんに受け取った日々だった。次来るときは嫁さん連れてこいよって言われた。笑
嫁さん連れてけるか分かんないけど、どんな形であれ絶対再来しようって心に決めた日でした。
つづく
ps
準備中子どもはほぼ暇だったので最後の戯れ。
式の後の食事、子どもたちは別の部屋だったんだけど、いつの間にかいなくなってて、寂しかった。から翌朝突っ込むことを決めた。
しっかりさよならって言いたいもんね!