ヒッチハイク初挫折と、経験値満タン
人生で一番はじめにヒッチハイクしたのが今年の2月。
1人で行った小豆島で、山の中から降りてこれなくなり、ヒッチハイクしたのが一番初めて。
するつもりなかったからめっちゃ小さいノートに三色ボールペンで「土庄」って。
寒すぎて青インクが出なくなり、緑インクが出なくなり、赤インクまで使って書いたこの字が人と出会っていく旅の始まりだった。
最初はすっげえ緊張したの覚えてる。
誰も知らない島の山の中でこんな小さいノートに三色で書いたヒッチハイクボード。
こんなとこで何やってんだとか、
ださいとかかっこ悪いとか、
いろんなこと思われちゃうんじゃないかって思って、それがこわくってボードをあげるまでに20分くらいかかった。
いよいよ日が本格的に沈みはじめたからこりゃあまずいと思って意を決してボードをあげた。
沢山のドライバーがぼくのこと見てくれて、ごめんねーみたいな顔してくれたり、びっくりした顔をしてたりして、それだけで愛を感じたことを覚えてる。
その時は3回同じおっさんに出会うっていう奇跡が起きて、無事に成功した。
そんなヒッチハイクのスタートをきって、これまでに20回くらいヒッチハイクしてきた。
もちろん長い時間待つこともあったけど、平均すると20〜30分くらいで捕まえられることができていたように思う。
そんなんだからさ、
今回も、
いけると思ったわけよ!!!!
なんかよくわかんないけど、流れでね、福岡から1人で帰ることになりまして、まぁ、少し時間があるから韓国行ってみるとか壱岐の島行ってみるとか、高知行ってみるとか、いろんなこと考えたんだけれど、
一番しっくりきたように感じたのが「ヒッチハイク」だったのよね。
もう別に観光はいい。
から、
誰かと話したい。
いろんな人と出会いたい。
ってなったら、移動もできて、おしゃべりもできるヒッチハイクやん?
ってなってね。
チャレンジしてみようとしたわけです。
2日間、無償の愛で泊めていただいたあいこさんご夫婦に別れを告げ、いざヒッチハイク!
ってSAに飛び出して行ったのだけれどね。
ビジネスマン放題。
みーんなワイシャツ着てて、誰も目に止めてくれないよね。
そりゃ平日の昼間に拾ってくれる人なんてそうそういないわな。
でもね、
おれ静岡で同じようなシチュエーションで成功させてるっていう自負があったんよね。
タイミングと気持ちの問題だと思ってるから、気合いでなんとかなると思ってたんよね。
って思いながら一時間経ち、二時間経ち、、、
ぜんっぜん何も起きそうにない。
ちょっと場所を変えてみようと思ってSAから降りてICの入り口に立ってみたんだけど、また一時間が普通に経過してそのうち雨が降ってきた。
さすがに心揺らいで一旦近くのミニストップへ。
辛口チキン食って気持ち上げて再チャレンジ。
15分くらいしたころ、
本降り。
向こうの方晴れてるのに。。。
雨が止んでからも挑戦したけどいつのまにか3時。
あぁ。
ってなって
あかんわ。
ってなった。
そのあとは続ける気にならなかった。笑
泊めていただいたあいこさんに連絡すると、
もう一晩泊まっていいよ
って。。。
生きてるからok。
ナイスチャレンジ!
って。。。
じーんってした。。。
そういうわけで朝に意気揚々と出て行ったのに、ただいまー。って。笑
甘えに甘えさせていただいて、再度戻ってきちゃいました。
今日の出来事を(一日中突っ立ってただけだけど笑)振り返って思ったことは、
・ヒッチハイクに新鮮な思いで挑戦できなかった。
・もういろいろ溜まったから次のフェーズに入っていく段階にある感じがした。
の2つ。
1つ目の方は、
なんか、慣れてた。ってこと
一瞬でボードをあげられるようになったし、あげててもあんまりなんとも思わなくなった。慣れたんだなーって思った。
一番最初の時と比べると、感じられること減ってるなーってなった。
それでもヒッチハイクは車に乗り込んだ後の未知な人との出会いが楽しみだったりするんだけれど、それも多分以前よりも感じられることは減っちゃったのかもなーって思う。
そうなった時に、顕在意識的にはやりたいって言ってたけど、根っこの方をさぐってくと、実は「ヒッチハイク」っていう経験はお腹いっぱいになってるんじゃないかなっておもった。
それと関連して2つ目の方。
他のこともお腹いっぱいが増えてきてる気がした。
新しい景色を見にいくこと、
人に出会うこと、
他にも色々と、溜まってきた感じがした。
いうなら、
ゲームで次の面に進むだけの経験値を稼ぎ終わった。次の面に行くためには90個以上の星を集めないと鍵開きません。みたいなやつあるやん?95個集まってんのにまだ残りの5個探しに前の面をやりまくってるみたいな。
もちろんそっちの5個探しててもいいし、同じことしてても経験値は入ってくるけど、その値は少ないし、次の面に行くための分は溜まってるんだからそれ使わないといろんなことに停滞が起きる感じがしてる。
何が次のフェーズになるのかよくわかんないけど、もう一旦終わりやねん。
って書いてたら、
あいこさんが、
「博揮くんがわたしから受け取ったエネルギーが他の誰かのところに行ってくれたらそれでいいんよー」
って。
なるほどね。
どうやって人に幸せ振りまいていこうかな。
つづく。