西日本9日目 奥阿蘇〜阿蘇山〜阿蘇
寝起きの顔を堂々と晒せるようになってきたのは、恥知らずといえば恥知らずだし
執着が減ったといえば減ったのだとおもう。
7時前からチャリこいで
結局1時間くらいで着いたかな
ほぼ九州の中心。阿蘇。
峠を越えて、
ばっ!!っとこの光景が広がった時には、
口からうわぁ!!
って、こぼれでてた。
空がめちゃめちゃ広くて、
そこに雄大に連なる山は、
堂々とずっしりと力強く、
でもすごく静かにそびえ立っていて、
あたたかく見守ってくれてる感じだった。
山の周りには
湧き水スポットがめちゃめちゃたくさんあって
お水飲み放題だった。
聞いたところによると水道水も全部湧き水なんやって!
すげえな!
最近思うけど、
ばかでかいものっていうか、
美しく壮大なもの?って
無料だよね。
湧き水だけじゃなくて
太陽の光とか
空気とか
なに当たり前なことって感じだけど、
ばか大切じゃね?
吸って吐いて1円とかだったら人間毎日いくら空気さんにお金払わなきゃならんのやろうね。
すごいよね。
川の水そのまま水筒にぶち込んだよ!
で、
きれいな景色を見ながら
なにしようか考えてたんだけど、
とりあえず
山があるから登ろって思ったよね。
つっこんだよね。
その時思ったのは、
それまでの二日間がなかったら
こんな気持ちにはならんかったなって。
きつかったけど、やり抜いてこれたから、
自分に自信があったし、
やってみたいって思った。
無謀にも
行ってみました。
すごく順調。
ガンガンいける。
これはてっぺんまでノーレストでいける!!
って思ったその時、
ぶにゅぶにゅって
ついに後輪さんが悲鳴をあげたよ。。
いや、
いける!
って気持ちになってたから
残念ではあったけど、
よく頑張ってくれたなって思った。
荷台にあるこの重いバッグ支えながら長い距離俺を運んでくれたんやもんね、
タイミングも、
昨日とか一昨日だったら終わってたけど、
街もあるし、時間もある。
そういうこと考えてくれてた感さえ感じるタイミングだったよね。
まあ、
でも困ったよね。
頂上までは残り9キロくらい登りがあった。
どうするか迷ったけど、
自転車屋さんと、宿があるのは山の反対側やからやっぱ山越えるしかないと思って、歩いた。
途中心折れたんだけど、
いきなり牛が現れたり、
試しに空気入れてみたら割とキープされてくれたから、下りになったら使えるかも知らんと思って、あえて修理しなかった。
パンク直したことなくてビビったってのは内緒。
で、
1時間45分くらい歩いたころ
頂上に着いた。
ロープウェイは破壊されてたから乗れなくて、
代わりにバスが出てたから乗った。
他に乗るとこなくて
超特等席座らせてもらえた笑
往復1200円ちょい高だなーとか思って窓の外みたら歩いてる人おるやん!
歩いていけるやん!
って思ったけど、
まあ、
いいよ、
たまには休んでもね!
めっちゃ歩いて登って来たし!!
箱根の大涌谷と似た感じやった。
あんまりにおいはしなかった。
噴火の前を知らんからなんともいえん。。
この状況は阿蘇山にとってどうなのだろう。
荒野って感じだった。
とりあえず確かなのは
俺の微笑みがうつらなかったってこと。
んで
まあ、
雲行きも怪しくなって来たので、
下山を始めた。
草千里っちゅう
めっちゃ草生えてるとこには
うまがおって、乗馬体験やってた。
乗馬いつかしよう。
で、
いよいよ雨降って来て、、
手動のちっちゃいポンプで、何度も空気を入れて、乗ってを繰り返しながら、なんとか下山した。
できる限り後輪に体重かけないように、
荷物背負って前輪に力入れながら坂下るのは結構怖かった。
雨が本降りになるころ、
麓の自転車屋さんに着いた。
みてもらうと、
ただのパンクではなくて、
バルブのところに破れがあったらしい。
よくわかんなかったけど、
相当負荷がかかってるんやろな。。。
でももう他に手がないからなぁ。。。笑
あー
自分で直さなくてよかった。
雨が降る予報だったので、
今日は宿。
行くと自転車やバイクな仲間がたくさんいて、
すごく楽しかった。
すぐ仲良くなって近くの居酒屋へ!
久しぶりに大勢でご飯食べた。
すごく幸せな気持ちだったよ。
同じ食べるって行為なのに、
人と一緒かそうでないかってだいぶ違うよね。
美味しいものを一緒に食べるってすげえ幸せなことよ。シェアハピだね。
そんな、
自転車さん、友達さん、美味しいご飯さん、ありがとさんな1日でした。(^^)
たしかにお金は、切り詰めれるとかはちゃんと切り詰めてこうと思うけど、
ここでしか食べれないものとかできないことにケチっちゃダメだね。
ちょっと高くつくかも知んないけど、
今しか感じられないものに対する出費は消費じゃなくて投資だよね。
ちょっと考えかた変えよう。
続く