初めての単独海外は芳しく 東南アジア1日目 千葉〜バンコク(タイ)
大学時代の初めから終わりまでずっと工事中だった千葉駅がようやく綺麗になってオープンしていた。
朝早かったからペリエには入らなかったけど、
とりあえず千葉駅でいいんじゃん?
ってなるようなステキな駅になってた。
そんな千葉駅で木田とお別れ。
大学時代の彼は一人でふらっとバックパッカーしちゃう人間で、当時はすげえなあと思っていたけど、なぜか自分には縁遠い話って思ってた。
一人で行くなんて怖すぎるし、汚いの無理。
みたいな。
周りも割とそんな感じだったからそういう面ではおれにとって木田は特異な人間だったようにうつってた。
でもようやく俺も彼の感覚に追いついたようで、行ってみようやってみようが行動に移せるようになった。
あらためて木田のように大学時代にやっとけたらなと思ってしまったけど、まあ、俺にとっては今やるってのが最高のタイミングだったのだろうからよしとする。
とりあえず木田はすごくうらやましそうだった。笑
時間があったので千葉のマックで過ごした。
成田空港に着くと、あの特有のにおいがした。
体育館で言うならエアーサロンパスのにおい。
空港ならではあのにおい。
なんのにおいなのかよくわからんけど、いろんな香水が混ざり合ったようなにおいかな。
そのにおいを嗅いだ瞬間に急に海外に行くんだという実感がわいた。登場受付を待つタイ人?の長蛇の列に一人並ぶと、英語ではない現地の言葉が飛び交った。なんかよくわかんないけどニャンニャン聞こえてきて可愛かった。日本だけどもうすでに日本じゃなくなってた。
登場手続きは余裕だろうと思ってたんだけど、片道しか航空券を取ってないということで、なんかの書類を書かされた。タイのビザは基本30日。一度出て再度入るパターンだけど、果たして大丈夫かな、、、。
搭乗手続きを終えて、一応少しは持っておこうと、3000円分だけタイのお金バーツにかえた。
搭乗口に近づくにつれて、本当に海外行くのか!大丈夫かおれ!?みたいな気持ちがどんどん込み上げてきてしまって、おかしくなりそうだったから乗り込む寸前にスーパードライを買った。
乗り込んで、さあ飲もうと思ったら禁止事項に自分で買ったアルコールは飲んじゃダメとあったので、チキって飲めなかった。
そわそわそわそわしてるうちに放送があって、いよいよ離陸か!?と思ったら風が強いから混み合ってて全然離陸できませーんって。
結局13時55分発のはずが16時過ぎのフライトになった笑 分かってたなら乗せる前に待たせてくれたらよかったのに笑
でもそのおかげで気持ちがなんかいい意味で萎えて落ち着きを取り戻せた。幸先いいのか悪いのか笑。 まあ初の海外ひとり旅にふさわしいひと癖のあるスタートでいい旅になりそうですね。
飛行機はラッキーなことに窓際で、離陸してからはずっと外を眺めてた。
遠くなればなるほど動きがスローに見えてくるのが不思議。一面に広がる海面は少しざわざわっとしていて、でもキメの細かいサメの肌に見えたり、雲間から射す光に照らされれば急に木漏れ日がキラキラと輝いてる地面に見えたりで日常ではなかなか味わえない感覚がやはり好き。
下からしか見ることのできない雲を上から見下ろすと、まるで自分が何か凄い力をもったのではないかとか、雲と肩を並べたぜ!みたいに錯覚してしまったりもする。海外に行くには毎回そんな感情を経由するから余計そわそわするのだろうなと思った。
ずーっと絶景だし。
要は単純に飛行機大好き!って思った。
となりに座ってた方がたまたま日本人で、いろんなお話を聞いた。海外経験豊富な方でタイについても、色々と教えてもらった。宿も比較的近かったから、空港を出てバスに乗るとこまで一緒に行ってもらった。すごく助かったー。
現地時間で18時25分に到着する予定だったけど、結局ついたのは21時だったから真っ暗になってた。
感謝を告げてバスを降りた。
宿までは五分ほどの距離。
人通りもあったし、何も起きなかったんだけど、大きな通りから一本路地に入る場所にあって流石にビビった。
ふつうにネズミがいたり
卵が腐ったようなにおいがしたり
廃墟感漂う建物に洗濯物が干してあったり
温度はそんな高くないけど湿度半端なかったり
たった五分だったけどめっちゃくたびれた。。
この先どうなってしまうのだろう。。
はやくも日本て素晴らしい。を実感
慣れるまでしばらくかかりそうです。笑
今日の宿は日本人しかいない宿。
何日かここに滞在して、体を慣らしていこう。
続く